注目キーワード
  1. 木下
  2. ボリショイ
  3. 意見

木下サーカス: キリン

首を曲げた状態で長距離移動

kinoshita_2013giraffe3
開示資料より キリン

※「マサイ」の引退により、現在、木下サーカスにはキリンはいません。

公演期間中は飼育舎の背が伸びるが、移動時は折り畳み式になっており、キリンは首を前に曲げたままトラックで長距離を運ばれる。そのストレスを想像してみよう。

サーカスのキリンは首が長いのにどうやって移動するのか(SAPIO2017年1月号)より

最後に、唯志社長はいたずらっぽく「キリンて首が長いのに、どうやって移動させているかわかりますか?」と訊いてきた。私がぼんやりと縦に長い箱のようなものを想像していると、唯志社長はこう言って笑った。

「キリンはね、伏せができるんですよ。そして首を巻いてコンテナに積むんですが、一時間ごとに高速のサービス・エリアで休憩をとりながらゆっくり移動するんです」


株式会社トクタクウェブサイトより

■キリンを輸送 
 キノシタサーカスのキリン(マサイ君)を名古屋から岡山まで輸送しました。
 コンテナの屋根が機械で上下できるような専用のコンテナにキリンを入れて輸送しました。
走行時は箱を下げて歩道橋などに当たらないように。そのときキリンは正座のように座ってもらいます。1時間程走行したら広い場所で停車し、箱をあげてキリンを立ち上がらせ、エサを与えたり休ませてあげるようにしました。

オスのキリンの「マサイ」(1988年生まれ)は約15年間、木下サーカスの興行で使われ、2016年9月、那須サファリパークへ払下げられた。約2年後の2018年11月11日に死亡したという。木下サーカスのサイトには「わたしはイギリスの動物園で生まれたからアフリカの暑さは知らないの。」と書かれている。

生涯の半分を、サーカスの貧しい環境に耐えた。

kinoshita_2013giraffe5
開示資料より 右が折り畳み式の飼育舎

●飼育舎図面 クリックして拡大

kinoshita_kirin

>動物を見世物にする興行にノー!の声を

動物を見世物にする興行にノー!の声を

動物たちは、自分でのぞんで芸をしているわけではありません。
彼らの本来の生き方とかけ離れた姿を見せることで、サーカスは、動物について間違った理解を広めています。
残念ながら日本では、マスメディアや大企業がサーカスの興行に関与しているため、正しい理解が広まりません。
草の根で、動物たちのために声をあげていきましょう。