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サーカスでの動物の利用禁止は世界の流れ

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>> 日本の法令はどうなっているの?
>> サーカスがどれだけ残酷なことをしているか、感じてください

フランスもサーカスでの動物利用禁止へ!

2020年9月29日、フランスのポンピリ環境相が、動物福祉の観点から移動型サーカスでの野生動物の利用や、施設でショーを行うイルカやシャチの飼育、毛皮用ミンク農場などを禁止する方針を発表。移動型のサーカスについては、数年間かけて禁止する考えと報道されている。「われわれの野生動物に対する姿勢が変化した」と同環境相は述べた。

ミンク農場やサーカスでの動物使用、段階的に禁止へ フランス
(パリAFP=時事 2020年09月30日)より ポンピリ氏によると、国内のサーカスでは現在、約500匹の野生動物が使われているという。
同氏はまた、サーカス団とイルカショーを行う水族館が禁止措置に対応できるよう、政府が最大で800万ユーロ(約9億8000万円)の援助を行う予定だと明らかにした。
ポンピリ氏は、「(サーカス団には)違う形で再出発するよう、お願いをしている」と述べ、「支援を必要とする時、政府は寄り添って支えていく」とした。

 

イギリスが2020年までにサーカスでの動物利用を禁止する意向を公表

2018年2月、イギリス政府も、2020年までにサーカスでの動物利用を禁止する意向を公表したと報道された。スコットランドはすでに2017年にサーカスの動物利用禁止が決まっており、ウェールズも禁止を導入することを決めている。また自治体レベルでも禁止しているところは多数ある状況。

●世論を動かしたゾウのアンヌの殴打(ADI)

 

2017年11月 アイルランドでサーカスへの動物出演禁止決定

アイルランドで2018年1月から、サーカスで動物に芸をさせることが禁じられることになった。ハフィントンポストの報道によれば、「法律の改正に署名したマイケル・クリード農業相は『野生動物をサーカスという娯楽目的に使うことはもはや許されない。これは広く国民の一般的な見方だ。署名できたことは幸せだ』と述べた。

サーカスへの動物出演禁止 アイルランドでも
2017年11月12日 ハフィントンポスト

 

2017年11月 イタリアでもサーカスでの動物ショー禁止が可決された

イタリアの国会が2017年11月8日、サーカスで動物を使うことを禁止する法案を可決。ハフィントンポストによれば、可決された法案は、段階的に動物の出演を廃止することを定めており、今後1年以内に施行されるとのこと。

サーカスでの動物出演はノー イタリアで禁止法が成立
2017年11月09日 ハフィントンポスト

 

2017年6月 ラトビアでもサーカスの動物利用禁止、旧ソ連諸国で初

ラトビア国会で6月15日、サーカスなどの興行で動物を使うことを禁じる改正法が成立したと報じられた。ハフィントンポストによると、改正法は7月1日から施行されるが、ラトビアで最も歴史のあるサーカスの一つ、「リガ・サーカス」は2018年7月1日までの猶予期間が設けられたとのこと。

「サーカスで動物禁止法」ラトビアで成立 旧ソ連諸国で初 世界でも続々
2017年06月27日 ハフィントンポスト

 

2015年3月 アメリカ:リングリング・サーカス、ゾウの利用中止を公表
➡2016年5月ゾウたちは引退➡2017年5月をもってサーカス自体が廃業に!

2015年3月5日、激しい批判にさらされてきたアメリカの有名サーカス「リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカス」の親会社「フェルド・エンターテインメント」が、アジアゾウを使った曲芸を2018年までにやめると公表。同サーカスでは13頭のアジアゾウを使っているが、廃止後はフロリダ州で運営する保護施設で飼育されるとのこと。ただし、ゾウ以外の動物のショーは廃止されないとしていた。

その後の展開:
2016年5月、ゾウたちはショーを引退した。
2017年1月、チケットが売れず営業不振のため、同年5月をもって解散すことが公表された。
2017年5月、ニューヨーク州のナッソー・ベテランズ・メモリアル・コロシアムの公演をもって解散。約150年の歴史に幕を閉じた。

こちらのページにさらに詳細をまとめました

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こちらの投稿の下部に掲載していましたが、補足によって記事が長くなってきましたので、このページに移しました。日本人が「世界三大サーカス」のひとつとして認識してきた、アメリカのリングリングサーカス (正式名称はリングリング・ブラザーズ・アン[…]

●リングリング・サーカスの子ゾウの調教(PETAブログより)
リングリング・サーカス 小ゾウの調教

●リングリング・サーカスの動物虐待を告発する動画(PETA)

 

2013年11月 インド:ゾウのサーカス利用禁止へ

2013年11月、インドの動物福祉のための政府機関、Animal Welfare Board of India (AWBI)が、パフォーマンスを行う象の登録を止めることを決定しました。さらに、1年以内に、すべてのサーカスの象の利用を禁止する方針も明らかにされています。この背景には、サーカスの虐待についての実態調査がありました。(映像参照)

インドのサーカスの動物利用規制の歴史について、こちらのページに掲載しました

●虐待される動物たち(PETA Indiaの調査より)

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昨年12月、インド政府の動物福祉委員会(Animal Welfare Board of India: AWBI)が動物の権利上の違反があるとして5つのサーカスについて登録を取り消したとの報道がありました。デリー高等裁判所の指示に従ったものと[…]

 

2013年10月 アメリカ:
ロスアンゼルス市がサーカスのゾウに調教棒を使うことを禁止

2013年10月、ロスアンゼルス市議会は、鉤爪のついた調教棒である「ブルフック」をサーカスのゾウに使うことを禁止しました。ブルフックは、釘抜きのような形をした道具で、日本のゾウ飼育でも使われています。とがった先で乱暴にゾウを打っている様子が動物保護団体によって暴かれ、批判を受けていました。残念ながら動物サーカス自体の禁止ではありませんが、この禁止によって、ロスアンゼルス市にゾウのサーカスが来ることはできなくなります。施行は2017年です。

●調教棒を使う様子(PETA:Ringling Beats Animalsより)

 

2013年6月 コロンビア:
野生動物をサーカスに使うことを禁止

2013年6月、南米・コロンビアの議会が、野生動物をサーカスに使うことを禁止しました。残念ながら家畜種は除かれましたが、移動サーカスと、常設サーカスの両方で、野生動物の使用が禁止されました。

 

2013年6月 イギリス:
野生動物をサーカスに使うことを禁止

イギリスも多くの自治体がサーカスでの動物の利用もしくは野生動物の利用を禁止していますが、2013年4月、国が野生動物のサーカスでの使用を禁止することを公表。2015年12月から施行されます。

●イギリスのサーカスでの虐待映像(ADI:Stop Circus Sufferingより)

 

2012年1月 ギリシャ:
欧州初、すべての動物をサーカスに使うことを禁止

2012年1月、ギリシャで動物保護法が強化され、すべての動物をサーカスに使うことが禁止されました。すべての動物が対象になるのは、欧州初です。娯楽施設でのショーや街頭での見世物に動物を使うことも禁止されたので、画期的な法改正となっています。

 

2009年6月 ボリビア:
すべての動物をサーカスに使うことを世界で初めて禁止

2009年6月、南米・ボリビアで、動物を移動サーカスに使うことを禁止する法律が成立しました。この時点で、オーストリア、コスタリカ、フィンランド、デンマークに同じような法律がありましたが、野生動物や特定の種の利用だけを禁止したものでした。野生動物と家畜の両方の利用を禁止する法律は、世界初です。そして2011年、ボリビアのサーカスで劣悪な環境に置かれていたライオン25頭が、アメリカ・コロラド州の野生動物保護区に移されました。8つのサーカスから集められたライオンたちで、痩せていて健康状態も悪かったので、移動前にリハビリが必要でした。ヒヒなどもレスキューされています。

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>動物を見世物にする興行にノー!の声を

動物を見世物にする興行にノー!の声を

動物たちは、自分でのぞんで芸をしているわけではありません。
彼らの本来の生き方とかけ離れた姿を見せることで、サーカスは、動物について間違った理解を広めています。
残念ながら日本では、マスメディアや大企業がサーカスの興行に関与しているため、正しい理解が広まりません。
草の根で、動物たちのために声をあげていきましょう。