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サーカスでの動物の利用を禁止している国等の一覧

サーカスでの動物の利用を何らかの形で禁止する法律がある国や地域は56にのぼります。(一部自治体で禁止されている国を含みます。また、イギリスについては3地方が重複になっているので、イギリスを1か国と数えると53か国です。)
禁止されている場所の範囲(全国的かどうか)や、禁止されている動物の範囲等、禁止の内容はまちまちですが、これだけ多くの国がサーカスの動物ショーに「ノー!」の態度を示しているのです。日本も、サーカスの動物利用廃止の声を盛り上げよう!

2021.8.3版にフランスの法改正を反映

ヨーロッパ

オーストリア: サーカスにおける野生動物の使用の全国的な禁止。
ベルギー: サーカスにおける野生動物の使用の全国的な禁止(オウム類とラクダは家畜に分類)。
ボスニア・ヘルツェゴビナ: サーカスにおけるすべての動物の使用の全国的な禁止。
ブルガリア:サーカスその他のショーや娯楽施設における特定の野生動物種に関し全国的な禁止。
クロアチア: サーカスにおける野生動物の使用の全国的な禁止。
キプロス: サーカスにおけるすべての動物の全国的な禁止。
チェコ共和国: サーカスにおける特定の種の使用の全国的な禁止。
デンマーク: サーカスにおける特定の種の使用の全国的な禁止。
イングランド: サーカスにおける野生動物の使用の全国的な禁止。
エストニア: サーカスにおける野生動物の使用の全国的な禁止。
フィンランド: サーカスにおける特定の種の使用の全国的な禁止。
フランスサーカスにおける野生動物の使用の全国的禁止(2021年11月)。
ドイツ: 約90以上の都市や市で禁止。
ギリシャ: サーカスにおけるすべての動物の全国的な禁止。
ハンガリー: サーカスにおける野生からの捕獲個体の使用および、象と霊長類に関してはサーカスの興行のための購入とトレーニング、CITES(付属書Ⅰ)掲載種に関してはサーカスの興行のための購入とトレーニングと使用が全国的な禁止。
アイルランド: サーカスにおける野生動物の使用の禁止。
イタリア:サーカスにおける動物の使用の禁止。
ラトビア:野生捕獲個体の使用を全国的に実質禁止。
ルクセンブルグ:サーカスにおける野生動物の全国的な使用禁止。
マケドニア:サーカスにおける野生動物の全国的な使用禁止。
マルタ:演芸、展示、ショー、サーカスのための訓練について、すべての動物に関し全国的な禁止。
オランダ:サーカスにおける動物の使用と輸送の全国的禁止。ただし特定の種(ほとんどが家畜)が除外される。
ノルウェー:野生種の全国的な使用禁止。許可される動物のポジティブリストには家畜が含まれる(ラクダを除く)。
ポーランド: サーカスにおける野生生まれの動物の使用の全国的な禁止。
ポルトガル: サーカスにおける大型類人猿の使用と、CITES掲載種の取得および繁殖の全国的な禁止。
ルーマニア:特定の外来種の鳥類や鯨類は除き、サーカスにおける野生動物の使用の全国的な禁止。
スコットランド:サーカスにおける野生動物の使用の全国的な禁止。
セルビア:サーカスにおける野生動物の使用の全国的な禁止。
スロバキア:サーカスにおける野生動物の使用の全国的な禁止。
スロベニア:サーカスにおける野生動物の使用の全国的な禁止。
スペイン:バルセロナを含む400以上の都市や町でサーカスにおける野生動物の使用の禁止。(注:2023年国の法律も審議中
スウェーデン:サーカスにおける特定の種の使用の全国的な禁止。
英国: 200以上の地方自治体が、動物を使うサーカスを禁止している(3分の2はすべての動物を禁止しているが、残りは野生動物のみを禁止するにとどまっている)。スコットランド、イングランド、ウェールズで野生動物の使用の禁止が可決されているが(注:2020年12月1日、施行されました)、北アイルランドには現在そのような法律がない。
ウクライナ: 移動見世物小屋とサーカスの公演で使用するための野生動物の輸送の全国的な禁止。
ウェールズ:サーカスにおける野生動物の使用の全国的な禁止。(2020年12月1日、施行されました

北米

アメリカ:34州の109行政管区でサーカスにおける動物の部分的もしくは完全な禁止。ニュージャージー州、ハワイ州、カリフォルニア州では州全体で禁止。
カナダ:バンクーバーなど33の地方管区でサーカスの動物の使用の禁止。

中南米

アルゼンチン: ブエノスアイレス市での禁止を含む20以上の市で、サーカスにおける野生動物の使用の禁止。
ボリビア:サーカスにおける野生動物と家畜の使用の全国的な禁止。
ブラジル:11州と20以上の都市でサーカスにおける動物の使用の禁止。
コロンビア:サーカスにおける野生動物の使用の全国的な禁止。首都ボゴタで、サーカスにおける動物の使用の禁止。
コスタリカ:サーカスにおける野生動物の使用の全国的な禁止。
エクアドル:在来種の野生動物の使用の全国的な禁止。外来種の動物の使用に対する規制。サーカスのための在来種および外来種の野生動物の輸入の禁止。
エルサルバドル: 「あらゆる種類の娯楽における野生種の導入、使用及び虐待」の全国的な禁止。
グアテマラ: サーカスにおける動物の使用の全国的な禁止。
メキシコ: サーカスにおける野生動物の使用の全国的な禁止。
パナマ:「定住型もしくは移動型のサーカス及び類似のショーへの野生動物の導入」の全国的な禁止。
パラグアイ: サーカスにおける野生動物の使用の全国的な禁止。
ペルー: サーカスにおける野生動物の使用の全国的な禁止。ならびにマグダレナデルマルにおけるすべての動物の使用の禁止。

オセアニア

オーストラリア:ホブソンズ・ベイ、サーフコースト・シャイア(※シャイアは行政区の一種)、パラマッタ、リズモアを含むいくつかの町でサーカスにおける動物の使用の禁止。

アジア

インド: サーカスにおける特定の種の使用の全国的な禁止。
イラン: サーカスにおける野生動物の使用の全国的な実質禁止。(許可されない)
イスラエル: サーカスにおける野生動物の使用の全国的な禁止。
レバノン: サーカスにおける特定の種の使用の全国的な禁止。
シンガポール: サーカスにおける野生動物の使用の全国的な禁止。
台湾: 保護されている野生生物について、サーカスのための輸入または輸出の全国的な禁止。

出典:Worldwide circus bans
(ADI:Animal Defenders International)

2013.11.1 アップ
2015.9.3版に更新
2017.11.1版に更新
2018.10.29版に更新
2020.6.16版に更新
2020.9.25版に更新
2021.8.3版に更新

>動物を見世物にする興行にノー!の声を

動物を見世物にする興行にノー!の声を

動物たちは、自分でのぞんで芸をしているわけではありません。
彼らの本来の生き方とかけ離れた姿を見せることで、サーカスは、動物について間違った理解を広めています。
残念ながら日本では、マスメディアや大企業がサーカスの興行に関与しているため、正しい理解が広まりません。
草の根で、動物たちのために声をあげていきましょう。