注目キーワード
  1. 木下
  2. ボリショイ
  3. 意見

【中国】サーカスからショーのために観光施設に貸し出されていたトラ2頭が飼育員を殺して逃げ、射殺された

25日、中国・河南省南陽市のクジャク園が逃したトラ2頭が射殺されたという報道がありました。トラたちは、えさの時間に飼育係を襲い、囲いから逃げたそうです。飼育係は搬送先の病院で死亡。

このトラたちは、なんと園内でショーに使われていました

CNNの報道によると、「トラは園内でのショーのため、安徽省宿州市のサーカスから貸し出されていた。同市当局者らによると、トラをショーに使うことは2018年から禁止され、移送の許可も下りていなかったという。クジャク園は営業停止を命じられた。」とのこと。

これは、中国の報道や規制の内容からもう少し正確に言うと、2018年の規制により、サイ、トラ及びそれらの動物に由来する製品の商業利用について、科学目的など例外的に許可を得られる場合を除き禁じられており、このクジャク園にはトラの輸送と展示を行うための営業ライセンスが承認されておらず、法令に違反している可能性があるということのようです。

(中国のサイとトラの経済利用に関する国務院の通知の内容からは、トラの娯楽目的のショー利用が認められるようには読めず、「トラをショーに使うことは2018年から禁止され」は間違いではないように思いますが、中国では2019年にもサーカスからトラが逃げ2020年にもサーカスで調教師がトラに襲われていて、実態がどうかは、また別の話かと思います。)

レコードチャイナによれば、今回事故を起した施設は、淅川県上集鎮にある「丹江孔雀谷」。「2頭は施設内にとどめられたが捕獲作業は難航。さらに人を攻撃する兆候が現れ、施設の裏手にある山林に逃げ込んだ場合、捕獲がより困難になること、施設周辺には集落もあることなどが考慮され、最終的に射殺が決まった。」とあります。

人間の身勝手のために飼育され、調教され、逃げれば危険だからと射殺。

なんとも痛ましいです。

報道リンク:

CNN.co.jp

中国の国営メディアによると、安徽省と河南省の動物園で最近相次いで、飼育係がトラに襲われ死亡した。…

追加情報

5月30日のハフィントンポストの記事によると、その後の調べで、サーカス団はトラの飼育に必要だった許可を持っていなかったことがわかり、批判を呼んでいる。」「国営放送・CCTVによると、アムールトラは淅川県に来ていたサーカス団が飼育していた。しかしその後の調べで、飼育に必要な許可を得ていないことがわかった。とのこと。クジャク園にサーカスが来て興行していたということかもしれません。

「サーカス団の動物パフォーマンスごと廃止すべきだ」といった批判的な意見が相次いでいるそうです。

本当に。トラに限らず、廃止すべきですよね!

ハフポスト

「サーカス団の動物パフォーマンスごと廃止すべきだ」といった批判的な意見が相次いでいる。…


Nature photo created by wirestock – www.freepik.com

 

 

最新情報をチェックしよう!
>動物を見世物にする興行にノー!の声を

動物を見世物にする興行にノー!の声を

動物たちは、自分でのぞんで芸をしているわけではありません。
彼らの本来の生き方とかけ離れた姿を見せることで、サーカスは、動物について間違った理解を広めています。
残念ながら日本では、マスメディアや大企業がサーカスの興行に関与しているため、正しい理解が広まりません。
草の根で、動物たちのために声をあげていきましょう。