去年、招待券を入手できたので、木下サーカスの埼玉公演を見てきました。Facebookにしか投稿していなかったので、ブログにも転載します。
招待券を寄贈くださった方がいまして、先週、ショーも観てきました。ラオスでは使役か観光に使われていたゾウたちなので、まだ芸はあまりできません。こんなことのためにはるばる日本に連れて来られて…と、とても悲しい気持ちに襲われました。しかし記念撮影には長蛇の列でした。まだ常同行動していなかったですが、前のゾウは、体をゆすり続けていて、見ていて辛くなるほどだったので、今のゾウたちも時間が経てばそうなるでしょう。
太って動きも緩慢なライオンのショーは、子どもたちはあまり集中できなくて、周囲の男の子たちはしゃべったり遊んだりして全然見ていませんでした。少し気が散りました…
シマウマも、アナウンスでも言っていましたが調教が難しい動物なので、ぐるぐるまわるのを見せるのが基本で、障害物は飛べないシマウマもいました。でもできなくていいんです。野生動物にあんなことをさせる意味…わかりませんでした。
人間のショーのほうが見る価値あってはるかにすばらしいです。でもアメリカで見た人間だけの常設サーカスに比べるとストーリー性がなく、昭和な感じは否めないかな…とは思ってしまいました。
席は、テントの柱の後ろは見づらいので座っていなくて、半分より少ないくらいが埋まっている感じだったでしょうか。見た回は子どもがけっこういましたが、会場に行くまでの間にすれ違った見終わった人たちの流れはほとんどが初老~高齢者で、ちょっと驚きました。どこかで招待券が配られているのでしょうか。招待券がなければどれくらいの入りなのだろうと思いました。
太って動きも緩慢なライオンのショーは、子どもたちはあまり集中できなくて、周囲の男の子たちはしゃべったり遊んだりして全然見ていませんでした。少し気が散りました…
シマウマも、アナウンスでも言っていましたが調教が難しい動物なので、ぐるぐるまわるのを見せるのが基本で、障害物は飛べないシマウマもいました。でもできなくていいんです。野生動物にあんなことをさせる意味…わかりませんでした。
人間のショーのほうが見る価値あってはるかにすばらしいです。でもアメリカで見た人間だけの常設サーカスに比べるとストーリー性がなく、昭和な感じは否めないかな…とは思ってしまいました。
席は、テントの柱の後ろは見づらいので座っていなくて、半分より少ないくらいが埋まっている感じだったでしょうか。見た回は子どもがけっこういましたが、会場に行くまでの間にすれ違った見終わった人たちの流れはほとんどが初老~高齢者で、ちょっと驚きました。どこかで招待券が配られているのでしょうか。招待券がなければどれくらいの入りなのだろうと思いました。
ライオンショーは、むち状のものを大きく振り回して、時々小突いたり、地面をびしっと叩いたりしていました。ムチを大きく振り回すのは、調教師がライオンに対して自分を大きく見せるためだと以前、スタッフから聞きました。
実は最近、映画「鬼滅の刃」で、怖くて途中で出ていく子どもたちがいると聞いて、木下サーカスのライオンショーを思い出しました。埼玉公演では、確か休憩後にライオンの猛獣ショーだったのですが、子どもや親子の出入りが結構あって落ち着かない感じがしました。正直、ショーも同じようなことをずっと繰り返していてストーリー性もなく冗長で、動物目線を抜きにしても、長いし、面白くないので、席を立ってしまうのは、子どもの集中力が続かないからかと思っていました。
でも映画「鬼滅の刃」の話を聞いて、もしかしたら怖くて出たくなる子もいるのかもしれないなと気がつきました。ライオンたちはどちらかというとダルそうな感じの子もいて(むしろ肥満で病気じゃないかとか、もしかして薬かなにか使ってるんじゃないかとかを疑うくらいの感じで)、大人目線ではそこまでではないのですが… でもよく考えれば(考えなくても)怖いですよね。いつ目の前で調教師がやられるかわかりませんから。感性のある子なら、すごく嫌かも。
子ども時代、人間がする危険な芸とか手品とか、好きではなかったです。今は、人間のスゴい芸は平気です(苦笑)。動物がだめです。かわいそうです。さらにそれに加えて、無意味さを感じました。
木下社長の講演会
招待券は、木下サーカスの社長の講演会で無料配布があり、聞きに行った人からいただきました。講演は、自分と自分の交友関係の語りがメインで、動物の話はほとんど出なかったそうです。資料には象の写真もちらほら出てきますが、特に詳しい説明はなく、ただ、戦時中のゾウの話はしていたそうです。
ほぼ満員だったが、かなり高齢の方が多かったそうで、やはりサーカスはノスタルジーが支えているのだろうなと思ってしまいます。資料には、チンパンジーと遊ぶ子供時代の社長の写真も載っていますが、本当に「昭和」…。過去のものにしなければいけない光景です。
資料には、エレファントホスピタルの話も載っています。これも、ゾウを入手するには、何らか取り組みをやっているというアピールが必要だからやっているのだろうと思わざるを得ません。タイはゾウの輸出に制限をかけていますし、絶滅危惧種であるゾウを娯楽のために利用することは、国際的にも許されなくなってきています。まだそのあたりの意識が緩く経済的にも弱くお金がほしいラオスからゾウを借りて、しのいでいるのが木下サーカスの現状でしょう。「保護もやっている」という免罪符をかざして、虎視眈々とゾウの借り受けを狙う、やり手の生体利用ビジネスとしか思えません。
ゾウと記念撮影
テント外では、木下サーカスの歴史を宣伝するパネル展示もしてあった
去年のFacebook投稿
アニマルライツセンターの木下サーカス前アクションにパネル持って参加しました。