先日終幕した木下サーカス横浜公演を見に行かれた方からの公演レポートです。
どんなにひどいか、知ってほしいんだ。
できなくても見せ物のシマウマ シマウマ:3頭
3頭いるうちの1頭はいつもステージに設置された輪をくぐることができないのですが、今回も最後の1回しかくぐれませんでした。できないでいる動物を、それでもステージで見せなければならないのでしょうか。アフリカの草原にいれば、覚える必要もなかった曲芸を。
怯え伏せた耳のライオン ホワイトライオン:たてがみ無し4頭 ライオン:たてがみ無し2頭、たてがみ有り(オス)1頭
鉄のフェンスが、ライオンのステージの時だけかかります。
オスは後ろから見るとスゴく痩せているのがわかりました。
ライオンの耳は前回の視察と同様、調教師の鞭が近くにくると怯え伏せていました。
また、立川公演で東京都に提出されていたリストによると、ホワイトライオンはメス1頭、オス3頭。普通のライオンはメス1頭、オス3頭でした。
オスのたてがみが抜けてしまっている可能性があるため、ショーで見てすぐわかる、たてがみの有無のみ記載しました。
常同行動とブルフックのゾウのステージ アジアゾウ:2頭
2頭とも女性を乗せて調教師に耳を引っ張られて舞台に登場しました。
そして、前足で伏せる芸。3回ほどブルフックを使うのが見えました。
鼻を使って帽子をとり観客に帽子をのせる芸の前に、激しく首をふる常同行動をしていました。
観客には象がフザケテいるふうに見えていたかもしれません。
それを利用した芸になっていると、感じました。
その後、この象は台の上に上がらされ、後ろ足で立ち、前足を上に挙げる芸をさせられました。
前回の報告時には、後ろ足で立たされたゾウの足は震えていましたが、この日はほんの一瞬しか立つことができませんでした。
一度、台に腰から座った瞬間に首をふる常同行動をしました。
この間、もう1頭はフラフープを鼻で回していました。
ラストは、2頭の鼻を繋いで、そこに女性を乗せるという芸で終了しました。
首を振り続けるゾウの「ストレスと記念撮影」 アジアゾウ:2頭
ゾウの労働はステージ終了後も続きます。
鼻をあげてポーズをとりながらの観客との記念撮影です。
記念撮影時、象は2頭とも首をふる常同行動をとっており、恐ろしいほどで、本当にかわいそうでした。
象の後ろ足は片方だけ黒く太く短い鎖で繋がれていました。
1頭に1人の調教師がついており、威圧的な表情でした。調教師の手にはピンのようなものが見えました。