木下サーカスの宣伝に必ずと言っていいほど出てくる「世界三大サーカス」という表現。
木下サーカスも、自らサイトにそのように載せていますし、チラシにも「KC」マークの下に「世界三大サーカス」の文字がいつも入っています。
しかし、「3大」って、どこですか? おかしいと思いませんか?
木下サーカスも電話問い合わせに答えていますが、「3大」とは、アメリカのリングリングサーカス(正式には、リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカス:Ringling Bros. and Barnum & Bailey Circus)、ロシアのボリショイサーカス、日本の木下サーカスの3つです。
しかし、アメリカのリングリングサーカスは、2017年に既に廃業しているんです!(詳しくはこちら)
「世界三大サーカス」のうち一つは既にこの世にない。それを知っているのに「三大サーカス」を使い続けるのは、まったくもって不可思議です。
そもそも、「サーカスでの動物の利用禁止は世界の流れ」のページにも載せていますが、リングリングサーカスは、長い間動物虐待について激しい批判にさらされていたサーカスです。動物福祉法違反について、27万ドルの民事制裁金も払いました。こちらのページにまとめました。
動物の扱いが酷いこととして知られていたサーカスと肩を並べることが、そんなに素晴らしいことですか?
まあこの「世界三大サーカス」という表現、日本だけが使っているような気もしますけどね。こういうことは、言った者勝ちです。
ロシアも、いずれは動物伴う移動サーカスが法的に禁止されるでしょうし、木下サーカスが「一大」動物酷使サーカスとして残るのかもしれません。
2021.01.31 追記 さらに謎が深まる!
お問い合わせいただきまして、ありがとうございます。
世界三大サーカスの件ですが、以前からアメリカのリングリングサーカスとボリショイサーカスと木下大サーカスと言われていましたが、リングリングサーカスが廃業してしまった為、規模などで考えるとカナダのシルクドソレイユやドイツのクローネサーカスなどがあげられると思います。
正式に決まっている訳ではありませんので、ご参考までにお送り致します。
不思議な回答ですね。どこでもいいんですね!?
PEACEのメンバーが電話で木下サーカスに確認したのは、つい先日です。そのときリングリングサーカスだと答えていたそうです。
リングリングが廃業したのは知っているが「三大」を使っていると言っていたそうですけど、シルク・ドゥ・ソレイユも解散した今、日本人がよく知っているサーカスがなくなっちゃったということでしょうかね?
宣伝文句として意味がないよ?
木下サーカスは自分で勝手に名乗っているだけなのかな?
こちらの投稿の下部に掲載していましたが、補足によって記事が長くなってきましたので、このページに移しました。日本人が「世界三大サーカス」のひとつとして認識してきた、アメリカのリングリングサーカス (正式名称はリングリング・ブラザーズ・アン[…]